読書:ヴァンパイア十字界

才能がある人ほど努力して理想を求め、いろんなものを背負うものだと教えられます。

人間とヴァンパイアが舞台の役者であり、争いの中でいかに平和を築き上げるか、それに向かっている。人間もヴァンパイアも平和に暮らしたいがために争っているのだ。 誰よりも平和を望んだヴァンパイア王は最愛の人を失ってその復讐に走ってしまうが、その奥では誰よりも国を、血族を想う気持ちがある。王であるが故に逃げることができず、死ぬことも許されない。それを知る者がいない中で、一人敵となって生き続けなければいけない辛さはなんと表現すればよいのか。

物語としてはそれほど長くないので、ぜひ読んでください。