お客様のメリットを考える

今回のまだ現在進行中の導入について、どうすれば何事もなく稼働へもっていくことができたのかを考える自分がいる。トラブルは回避できなかったという結論に行き着いたが、それでも何かやり方があったんじゃないかと。

冷静に振り返ると、打ち合わせを一回だけやって、残りはメールと電話で済ませているお客さんもいる。キックオフやサーバーの設置で訪問してるものの、打ち合わせ自体は一回だけ。それでもトラブルにならずに進んでいる。

今回のうまくいってないところとの違いは何か。ほとんど顔出ししていないことが大きいのかなと思えてきた。キックオフミーティングをしたわけでもなく、まともな打合せをしたわけでもなく、それで導入することになった。間にベンダーが入っているからシステムの打ち合わせそのものは何回もしていると思うが、自分の契約先の会社が打ち合わせをしたのはほとんどない。デモを2〜3回やったくらいだという話もきこえてくる。

今の時代は場所にはとらわれないが、あくまで場所であってお客さんへメリットを提供することが抜けてたら意味がない。 今回のお客さんはかなり癖があり、提案してるベンダーから「導入をやめましょうか」と切り出すこともあったらしい。うまくいく要素が見当たらない。

お客様のメリットを提供する。結論にまで至らないけど、現時点では一番の原因だと思う。