結局のところビルドアンドスクラップ

出張が続いて疲れが取れない中で言われたことに、返す言葉が見つからなかった。これは悪い意味の方です。

システム更新を行うユーザーがいて、2社で競っているところです。もう一方の会社がAIや スマホアプリ等を売りにしており、先進的な試みをしていることがユーザーに高評価されています。それに対して何か手を打ちたい、ということを言われました。
手を打ちたい気持ちはわかるのですが、その内容が問題なのです。ユーザーのために具体案を提示しようというものですが、机上の議論に過ぎないものです。ユーザーのメリットは何か、という観点が決定的に抜けていて心に響かない、そんな内容です。で、それを実行するのは私という話。手が空かない中でユーザーのためにならないことを押し付けられるなんてお断りです。

現状では打つ手が足りないと感じています。というのも、技術や製品としての方向性に関わることなので、今から検討しても選定には間に合わないからです。今後のユーザー獲得のために動き、結果として現在の選考にいい影響が出てくれば儲けものという感覚。

もっとテクノロジーの恩恵を受け、人の余暇を作って次の試みをするのがいいと思われます。結局のところビルドアンドスクラップを繰り返す、そのための時間を作り上げることに尽きるのかなと。

大事なのは今から何をするか、だと思います。